グルダン’sカード評価 「コボルトと秘宝の迷宮」Ver.1.3
こんにちは。グルダンだよ。
もうすぐ新拡張だね。だいぶカード情報も出そろってきたみたいだし、ここではグルダン視点でのカード評価をお届けするよ。
ちなみにレジェンドいくのが苦痛すぎてランク5までしか言ったことないグルダンだけど、愛情だけは負けないよ。
ちなみに他クラスのカードについては基本的に省かせてもらうよ。
評価方法は
A:我はお前(対戦者)の悪夢となろう!
B:強い可能性を秘めている
C:単体では弱いがシナジー次第で化けるかも
Z:お前(開発者)の魂に苦痛あれ!
それでは始めます。
我はお前の悪夢となろう!
『コボルトの司書』
評価:C→B
そもそもこの回復無い時代に2ダメージっていうのはつらい……
冗談抜きにこの2ダメージで明暗分かれることが多くある
ただ、1ドローは普通に便利だし、1マナなのでケレセスと併用できたり後述する『アメジストの小呪文石』とのシナジーがあったりもするのでそのあたりを生かしたデッキに入るかもしれない。
追記:
全体的にズー向けの中立カードが増えた印象があったので、ズーがかなり組みやすくなったと思う。さらにこのカードの評価を書いていた時、ズーから少し離れていたので正確な評価ができていなかったかもしれない。
そのためこちらの評価も上げることにする。
『卑俗なホムンクルス』
評価:A
2マナで2マナと0:1トレードを仕掛けられる可能性のあるスタッツは優秀。
今まで2マナ時点で出すべきミニオンというのは不足していたが、その枠にこいつが入る。
挑発をもって居ながらにしてこのスタッツ、しかも悪魔。
DKで復活できる軽めの挑発は本当に強い。
雄叫びで自分にダメージが飛ぶのも、挑発でダメージを防いでくれるので許容範囲だと感じる。
こいつに
『ブラッドフューリー・ポーション』
みたいなのをつけるのも割といける動きな感じがする。
注意すべきはATKが2なのでプリースト相手に出す場合くらいだろう。
『アメジストの小呪文石』
評価:A
回復来たあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
今まで回復が少なすぎてあと一歩で押し切られることばかりだったのでようやくといったところ。
アップグレードは3-5-7と増えるようだが、本当にありがたい。
また、条件もかなり緩いがライフタップではアップグレードしないので注意。
多少マナの重さが気にはなるが入れずにはいられないカードだと思う。
『大破壊』
評価:B
4マナで全てのミニオンを破壊!?すげえ!つえええええええええ……とは、ならない。
絶対弱くはないカードだが、考えなしに盤面の掃除に使っても強いカードではない。
現在のデッキは手札をすべて使って盤面を取りに行くデッキはアグロデッキでも少なく、必ず返されたときの手段を1つくらいは残している。
苦し紛れにこれを使ったところでリカバリー手段を失って「今回は、お前の勝ちだ…」になるのがオチだろう。
そういう用途なら
『地獄の炎』
の方が使いやすい。
こちらは
『マルシェザールのインプ』
とのコンボで手札のリカバリをしっかりしつつ、
『ラッカリの生贄』
の達成を狙うのが最も妥当な使い方になりそうです。
このときに断末魔を持つミニオンをあらかじめ場に置いておいたり、
『銀食器ゴーレム』
や
『クラッチマザー・ザヴァス』
手札に持っていたりするとより良いといえる。
『デスウィング』
と相性のいいデッキだったので、きっとかみ合うと思う。
『ヴォイドロード』
評価:Z→C
でかくて固い挑発、そして悪魔。
確かにそれは強いんだが、そうじゃない……そうじゃないんだといった残念カード。
そもそも回復の少ない今のウォーロックは9マナ時点で既にやるかやられるかの修羅場に突入していることが多い。
そんなときにこんなひきこもりミニオンを出しても状況は好転しない。
それに断末魔で悪魔を出すようだが、この小粒の悪魔たちがDKで復活する悪魔枠を邪魔してしまうことも懸念される。
スタッツも決して強くないし、プリーストの
『黒曜石の像』
と比べると明らかにパワーが3段階くらい見劣りしている。
これからのカード次第では化けるかもしれないが、正直構築に入れるカードではないと思う。
追記:
ウォーロックの新レジェンド武器と組み合わせることでネックになっている重さが解決されるのでシナジー次第では構築採用レベルのカードになれそうではあります!
ただ、それでも単体で微妙なのはかわらないので…評価はCですね。
追記2:
よりシナジーのある中立レジェンドなどが追加され、コストの踏み倒し手段が増えたのでちらほら最初は見るかもしれない。
『第一使徒リン』
評価:Z→C
何一つ擁護できる点が見当たらないカード。
まずこの手のフィニッシュにつながるカードで効果発動が断末魔だというのがあり得ない。悪魔ではないのでDKで復活させることもできない。
『縛鎖のラザ』
が断末魔ならラザカスプリーストはティア1になれたか?って話だ。
『封印』カードの性能は以下の通り。
日本語版画像が見つけられなかったのでテキストにて失礼。
『第一の封印』:5マナ。2/2の悪魔を1体召喚する。手札に『第二の封印』を加える。
『第二の封印』:5マナ。3/3の悪魔を1体召喚する。手札に『第三の封印』を加える。
『第三の封印』:5マナ。4/4の悪魔を1体召喚する。手札に 『第四の封印』を加える。
『第四の封印』:5マナ。5/5の悪魔を1体召喚する。手札に 『最後の封印』を加える。
『最後の封印』:5マナ。6/6の悪魔を1体召喚する。手札に『Azari. the Devourer』を加える。
『Azari. the Devourer』:10マナ、10/10の悪魔ミニオン。雄叫びで相手のデッキをすべて破壊する。
以上が『封印』カードの詳細だ。
色々とツッコミどころがある。
一、この手の効果の断末魔が信用ならない。
二、5マナも使ってバニラの2/2悪魔から始まるカードを使ってられる試合ならそもそもこれを使わなくても勝てる試合が多い。
三、最後の悪魔まで行ったところで、そこまで長引いた試合ならすでに相手のデッキは残り少ないので破壊の恩恵が少ない。
四、デッキ破壊をするターンは盤面に対して影響できないので、盤面をとってから行わなければいけない。ライフ管理の厳しいウォーロックだと即死する場合がある。
五、『封印:』カードを使いながら盤面を制圧するのは、五マナのハンデを背負いながらプレイするのと同義なのでほぼ不可能。
六、結果的にデッキ破壊するターンはさらに遅れ、出すころには相手のデッキが0枚ということすら考えられる。
以上を以てこのカード自体を封印するべきだと結論付ける。
効果自体は楽しくて好きなんだ。
でもここまでさせるならもう勝ちでいいじゃないかと思うのが本音である。
せめて最後の悪魔に出した時盤面のほかのミニオンを全滅させる効果があればきっと実用性のある強いカードだったと思う。
追記:
多々このカードと相性がよさそうなカードが出始めたのと、断末魔ゆえに大破壊後に手札を補充できる点、後述の『暗黒の契約』と相性が良い点などから評価を向上。
やはりZ評価のカードなぞ早々出るものではないのだ。
『マナアリの髑髏』
評価:A
強い。
え?なにこれ?こんなの出していいの?って感じのカードですね
これだけのためにいろんなカードの採用を考えるレベルです。
『ドゥームガード』
を呼び出せば即座に攻撃ができますしデメリットも無視できます。
また、同系統の能力を持つ
『枷を打ち砕きし者クラル』
をフィニッシャーに据えたハイランダーデッキに無理なく投入できる一枚になるでしょう。
ハイランダーといえば
『カザカス』
ですが、彼のポーションの中には悪魔を手札に追加する効果を持ったものもありました。
外れ扱いされやすいその効果も、このデッキなら十分に強力な効果たりえるでしょう。
他にも
『カバールの密航屋』
もまた、悪魔を補充するのに役に立ってくれそうです。効果の発動タイミングもかみ合ってます!!
ただ、
『モグリの薬屋』
には十分注意するようにしましょう……
『取り憑かれた従者』
評価:C
Cにしたけど効果そのものは正直かなり強いと思う。
かの
『ヴォイドコーラー』
が相当強力なカードだったのを踏まえれば、招集はデッキからなのでほぼ必ず悪魔を持ってこれる点でアレすら凌駕する強さかもしれない。……効果だけみれば。
だがスタッツも、環境も悪すぎた。
5マナといえば無視できる重さではないし、スタッツは劣悪の一言。『ヴォイドコーラー』ならある程度あった(むしろそれが強みでもあった)トレード性能には全く期待できないし、そもそもこの手の断末魔が本体というカードで
『狂気ポーション』
に弱いのはあまりに致命的だ。
さらに、呼び出す悪魔にこれといったものが少ないのもかなり致命的かもしれない。
こういったものの強さをはかる時は数字で考えるのも思考法の一つだと思うので、やってみよう。
まず5マナを使ってクラスボーナスを含めて1マナ相当のミニオンを召喚している。ここで4マナ分テンポロスをしていることになる。
元を取ることを考えた場合には少なくとも4マナ以上の悪魔を持ってくる必要があるが、構築に入れる以上利益を出す必要があるので実際は5マナ以上の悪魔を持ってくることで初めてこのカードを構築に入れる価値が出るといえる。
実際は能動的にこのカードを動かせるのが出した次のターンからなのでもっと強い悪魔を出したいところだ。
だが悲しいかな、現在のウォーロックにはこれを入れてまで引っ張りだしたい複数トレードを見込める悪魔がかなり少ないのだ。
こういった条件に該当する悪魔には『ドゥームガード』がいるが、発動条件が雄叫びではなく断末魔のために突撃能力を生かせることも少なくなりがちだと考えられる。
かつての
『マルガニス』
のような出し得悪魔が今後出ることを祈るばかりである。
追記:
今回後から出てきた他の中立を見るに断末魔はデメリットばかりではなくなってきている。
断末魔中心のデッキにおいて、このカードも十分候補になりうると判断した。
やはりカードはシナジーなのだ。
それでもこのカード単体で弱いことには変わりないので、評価クラスへの判定はなし。
『鉤手のリーヴァ―』
評価:B
デモンロックでの中盤から終盤までを支えてくれそうなカード。
4,7/7トーントはやはりどうあっても強い。
ズーには少し重いか。
DKでの復活時にも無視できないスタッツを置いてくれて、なおかつDKプリーストの登場時に全滅しないのがウリ。
いいカードだ。
ただし、このカード自体はほかのカードと特にシナジーを形成できるわけではないので、純粋なカードパワーだけで勝負することが多い。その点がややマイナスになって評価を決めた。
『暗黒の契約』
評価:B
回復や、あぁ回復や、回復や
松尾虞流檀
みたいな感じ。
もう回復ってだけで偉いよね、しかもヒルボ回復だよねっていう感じ。
終盤調剤師に使って12回復を狙うもよし、なんか出ちゃったモグリの薬師を消して回復に変えるもよし。
惜しむらくは『第一使徒リン』くらいしか固有カードに破壊する対象が見当たらないことか。中立カードであれば豊富にいるのでそのあたりは問題ない……のだろうか……
なるべくデッキに入れたいカードではあるが、さて、その枠をどこから消すか……
しかしながら基本的に2:0交換のディスアドバンテージになってしまうことだけは留意されたし。
非常に強力な効果ではあるあの
『大食のプテロダックス』
ですら現在あまり使われていない。
こういったスーサイド能力は無理にディスアドバンテージを回避しようとするとテンポロスな動きになってしまうこともままあるので、そのあたりを加味して評価はB。